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「それよりも」
僕はそれを口にしようとして少しためらった
「それよりも、?」
「ここは何だか危ない気がするし、一人じゃ不安でしょ?上の部屋で少し生活したら?」
ああ、言ってしまった
「えっ?いいよ、いいよ。
さすがにそれは申し訳がないし。
きっと……」
続きをいいかけて、穂積ちゃんはハッとした
「きっと?」
「……」
ばつがわるそうな顔
「狙われてるのは、僕、って
言いたいんでしょ?」
そんなのはもう、わかってるさ
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