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「あ、迷惑ならいいの!ホントに! 余計な気を使わせてゴメ……」 あたふたし始めた彼女の腕をグイッと掴むと、僕は狭い玄関で華麗にターンすると 器用に扉に穂積ちゃんを押し付けた 「迷惑じゃないけど、ある意味迷惑」 少し身体を曲がらせ、視線を穂積ちゃんに合わせる 絡んだ視線が、段々と距離を縮めてゆく もう、今日これ2度目じゃない? でももう邪魔は入らない 「鈍いの?それとも、逃げてるの?」
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