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穂積ちゃんの瞳が、ゆらゆらと水面が波打つように揺らいだかと思うと、
突然顔が真っ赤に変化した
もう、耳も、少しあいた襟ぐりも全部、真っ赤っかだ。
「……」
グッと噛み締めた唇
絡まった視線はほどかれてた
「聞いてる?」
何だ、
可愛いじゃないか。
「……意地悪」
ボソッと唇を尖らせて、穂積が呟いた
「いい加減、はっきりしない?」
そう、もう。
駆け引きにもならないほどの中途半端な肩透かしはもう、いらない
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