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「……はっ……キリ、
……しなくちゃ、駄目?」
びっくりした。
想像もしてなかった言葉に、僕の手からは力が失われて、
穂積ちゃんの腕がダランと勢いよく落ちた
「……あ、そう」
どうしてだ
どうしてこんなに上手く、いかないんだ
「あ…の」
「いいよ、わかったから。」
胸が痛い
今にも叫び出したくなるくらい
痛い
願っても、願っても。
手に入らないものがあるだなんて……
「ね、今部屋散らかってるけど、上がってって?」
……ハ?
ニカッと微笑んで、パタパタと駆け足で彼女は奥へといってしまった
え?
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