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「不服やわ」 やけにアップテンポの音楽が、これでもかと鳴り響き、 陽気でウカレたビートが身体に響く ここは市内から外れた倉庫街にあるグラブSOUL 会員制のグラブだ 過剰な睫毛エクステに、カラーコンタクト ボブの金髪ウィッグに、派手なカラーのトップスにブラックレザーのスキニーパンツ 12センチのグラディエーターのヒールをはいて、 私はうんざりとしながら呟いた 「仕方ないだろ」 私の声が聞こえるはずもない騒音の中、龍郎が私にそう叫んだ 仕方ない、ちゃ。仕方ない。確かに。
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