◇ #2

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◇ #2

「牧ちゃん、心配いらないから。」 ちょっと後ろめたさを感じたのは、その時に僕が思い付いた事があまり安全策ではなかったから 「でも」 「大丈夫」 大丈夫。 ふふっ、 大丈夫じゃないかもしれないな、 そんな風に思いながら、僕はくるりと踵を返した あー、残念ながら、一人じゃなにもできないのが歯痒いな。 「ソンミン…」 ドアを開けようとした瞬間、隙間から覗いていたのか、穂積ちゃんがこっちを見ていた 「ちょ」 「龍郎から、電話」
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