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グラブ独特の甘い香り
あらゆる香水が混じって、
グラブ内でたかれているお香(だと思いたい)にさらに混じった、特有の夜の香り
ああ、苦手。
熱気に混じったその香りは、さらに鼻に入ってくる
湿気を帯びた身体が、人をかき分けるたびに身体に密着してきて、
会員制のくせになんでこんなに人がいるんだ!!と、私はしかめっ面で前進する
そもそも、なんでこんなことになったか、だ。
あの時、ソンミンにかかってきた龍郎からの電話のせいだ
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