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ごった返す人込みをかき分け、奥へと進んでいくと見上げた頭上、半2階にDJブースがある
螺旋階段が半2階につながっていて、パラパラと階段に人がいた
ヒョンジュンは階段口にいる男性に声をかけた
話し声なんてもちろん聞こえるわけもなく、スピーカーが真横にあって、振動が身体の芯まで響く
耳が壊れそう、というよりも心臓が壊れそうだ
違う意味でも、緊迫感が鼓動をはやらせる
龍郎に合図され、私はヒョンジュンの後に、
私の後に龍郎、の順で螺旋階段を上がる
階段を上がりきった場所は少し広くなっていて、DJブースから反対側の壁にそうように通路があって、扉が数個
ヒョンジュンが迷いなくひとつの扉に向かって歩いて行った
私達も、だまって続く
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