仲間外れ #2

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仲間外れ #2

バッグから、もう使わなくなった携帯を取り出し、 ソンミンに手渡した 「帰ります」 そうとだけ言うと、立ち上がった。 「まっすぐ帰って、イクちゃん達と一緒にいるんだよ。」 ソンミンの上っ面の笑顔に、 私も上っ面の顔で、「うん」と言った。 部屋を出ると、SPが数人いた 「日本語離せる人、いる?」 私はそう言って、たまたま日本語の話せるSPがいたので、よし、と思って 二人のSPと共に、隠れ家を出た 大通に出るため、細い裏路地を暫く歩きながら携帯画面を開く。 携帯画面には、 あの、番号が表示してある
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