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「……へへ」
目の前が、サァアと灰色に染まる
笑っている穂積ちゃんの顔は右半分が殆ど紫色に腫れ上がっていて、
唇は縦に黒く傷が走っている
「……あ」
気が、狂いそうなほどに頭に血がのぼって
「あああああああ!!」
僕は気が狂ったみたいに雄叫びを上げた
「……アイツは何処だ!!」
「ソンミン!!」
「ぶっ殺してやる!!」
気が狂ったみたいに叫ぶ僕を龍郎が取り押さえようとするが、
僕はそんな龍郎を吹き飛ばした
「無事だって言っただろう!!」
殆ど叫び声になっている僕の言葉に、吹き飛んで床に転がる龍郎が唇を噛み締めていた
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