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尋常じゃないその震えに、僕の身体も呼応する どんなに怖かっただろう この震える小さな身体で、あの時電話口で笑っていた声を思い出すと、胸がちぎれそうなくらいに痛んだ 痛いのは 僕じゃなくて、穂積ちゃんなのに どうして気付いてあげれなかったんだ こんなにまでなっても 穂積ちゃんはきっと 僕に気を使ってる
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