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カツーン
カツーン…
カツーン……
「やだなぁ…もうこんな時間」
可奈は時計を何度も見た。
職場の先輩に誘われ飲みに行ったのだ。
ギリギリ最終電車には間に合ったけど、やっぱりこの時間になると人はいない。
幸い住宅街だから街頭は一定の間隔で可奈を照らしていた。
可奈は恐いと言うより早く帰りたかった。
先輩に強引に誘われ連れていかれた店には先輩の友達が来ていて、一緒に飲むことになった。
そこまでは良かったんだけど…
だんだんお酒が入ってきて変なテンションになった男が可奈の体を触り始めたのだ。
先輩の友達だから変に抵抗も出来ず、始めは何とか逃げていたものの、男は調子に乗りエスカレートしてゆく。
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