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亜紀はどうしたら男に罰を与えられるのか考えた。
やっぱり警察官に逮捕してもらうべきか…
あの時の猫の事を考えると、自分が敵をとりたい…
ウロウロ…ウロウロ…
エレベーターの前を行ったり来たり。
その時
ゴォー
とエレベーターの動く音が聞こえた。
!!!
早くしないと!
悪者が来ちゃう!
どうしよう?
亜紀は焦った。
5階のランプが4階に変わる。
「うぇーん」
どうしてよいか分からなくなり、ついに泣き出してしまった。
その間もエレベーターは止まらない。
3階が点滅した時…
亜紀は、そのボタンを発見したのだ。
半泣きのまま近づきよく見る。
「エッ…ッグ…」
エレベーターの▲ボタンの下に、丸い金属のプレートで隠された赤いボタン…
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