可奈

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止めてほしいと口で言っても全く聞いていない。 先輩は見て見ぬフリをしているし… 男の息が首筋にかかり強いアルコールの匂いがした。 そんな行為が続いて、可奈は自分の体から、その男の匂いがしているようで仕方なかった。 一刻も早く家に帰ってシャワーを浴びたかったのだ。 カツーン カツーン ずっとその事ばかり考えていたから今まで気が付かなかったが、可奈は角を曲がった時ソレに気が付いた。 カツーン…… カツーン………ッ カツーン…………ツッ… 明るい道路ではあるがシーンとした中に可奈のヒールの音が響いてる。 カツーン…………コツッ… !!!??? 確かに可奈の歩幅に合わせて後ろからもう一人歩いてきてるのだ! 誰??
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