はじまり

5/7
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
 くっだらない。俺は鼻で笑った。  しかし、美味そうな飴玉だ。俺は甘いモノが大好物だ。  一粒食べるとしよう。  勿論、時間が遡るなんて微塵も信じていない。  瓶の蓋に手をかける。しかし、力を込めるが全く開かない。  濡れたタオルを使うが開かない。ムキになって開けようとするがダメだ。  綺麗な飴玉。  美味そうな飴玉。  食いたいのに、食えない。  俺は瓶との格闘に疲れ、諦めて寝ることにした。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!