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【流星Side】
俺は渋谷駅で美希や北斗達と別れ、星野と二人で電車に乗り東日本橋の駅で降りた。
「遅くなったな。星野大丈夫?」
カラオケで盛り上がり、すでに周囲は暗い。
「…パパ煩いから」
星野は不安そうに俯く。
星野の家もかなり厳しいみたいだな。
「俺、ご挨拶するよ」
「いいよ。大丈夫だから心配しないで」
駅の構内を出ると、数メートル先には本屋がある。そのビルの最上階が星野の家。
本屋の前に来るとシャッターの前に人影。
「愛梨奈!今警察に行くところだったんだぞ!一体何時だと思ってるんだ!」
「パパ…」
ヤバい!星野のお父さんだよっ!
予想以上にキレてる。
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