★紺☆

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「複数の女子とチャラチャラしてるような男は、信用出来ない。葉月と正門前で手を繋いでいただろう。幼なじみだと誤魔化しても通用しないよ」 「石田君はそんな人じゃないよ。優しいし、美希とは仲のいい友達なんだから」 「とにかく、話は帰ってからゆっくり聞こう」 お父さんは星野の手首を掴み、エレベーターに向かう。 「待って下さい」 「まだ何か用か?」 「俺、星野が好きです。真面目に交際したいと思っています。だから交際を認めて下さい。お願いします」 「石田君…」 星野が驚いて目を見開いた。 当然だよな。成り行き上、星野に告白する前に、お父さんに告白しちまったんだから。
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