池の中の錦鯉
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私の柄の模様は恥ずかしいものでしょうかと 人の顔した錦鯉が聞いてきたので 私はただ 鯉に恥ずかしい思いをするやつなどいないよ と そう言ってやったのでした 池の横で蚊に刺されながら 噴水水音と 鯉たちの口をぱくぱくさせる音を聴きながら 私は小説を書いていたのです
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