1169人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
次に目が覚めたとき、カーテンの隙間からは、外の明かりが溢れていた。
その明るさを見て、今日はいい天気に違いない。そう思った。
上半身を起こし、時計を見ると7時になる。
隣には悠哉が眠っていた。
…昨日何時に帰ってきたんだろう。
そっと顔を覗いてみると、まだ深い眠りの中だった。
まだ寝させてあげた方がいいよね。
起こさないように気をつけながら、私はベッドから下りて寝室を出ていった。
お風呂場の洗面台で顔を洗い、その後リビングに入りキッチンへ。
コーヒーを入れてカウンターに腰掛けた。
一口飲んで、壁一面ガラス張りの外の景色を眺めた。
ああ、すごくいい天気。
日中は暑くなるかなぁ。
外を見つめながら物思いに更けっていると、気づけばコーヒー一杯飲み干していた。
その後朝食の用意をして自分の身支度を整え、テレビを見ながら悠哉が起きてくるのを待っていた。
再びコーヒーを飲み干してしまい、時計を見るともう9時になる。
…悠哉、ずいぶん眠ってるなぁ。
私、できれば午前中にアパートに戻りたいんだけど、どうしよう…。
最初のコメントを投稿しよう!