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起こして大丈夫かなぁ?
いろいろ悩んだ末、様子を見てきてみようと思い寝室に向かった。
部屋に入りベッドに近づいて顔を覗くと、やっぱりまだ眠っていた。
もしかして昨日、かなり遅かった?
私、けっこう眠れないでいたのに、帰って来なかったもんね。
起こしたりしたら、かわいそうかも。
ベッドに座って、静かに悠哉を見つめていた。
しばらくすると、悠哉が寝返りをした。
私とは逆の方へ体を向ける。
…起きるかな?
さらに見つめていると、再び寝返りをした。
お!これは、起きるかも。
悠哉の瞳が、ゆっくり開く。
かと思ったらすぐに閉じてしまった。
…あら、また寝ちゃう?
私はそんな悠哉に顔を近づけた。
しばらくすると、また瞳が開く。
バチッと目が合った。
「おはようございます!」
そう声をかけてニッコリ笑うと、悠哉の目が大きく見開き、すぐに逆方向を向いてしまった。
「あれ?悠哉?」
不思議に思ってると、なにやらゴニョゴニョしゃべってるのが聞こえてきた。
そんな悠哉に、耳を近づけてみる。
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