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燈「おーい!早く帰ろーって!」
藍「まってよー(怒)いま行くから!」
螢火燈(ほたるびひなた)と藤月藍(ふじつきらん)
は交際を初めて2年がたったいわゆるリア充とゆーやつだ。
二人は学校終わり、帰路についていた
藍「こないだ遊園地行った時の写真現像したんだー!」
燈「まじ!?見して見して!おっ!この藍くしゃみ後じゃんww 」
藍「!?やだ!これは見ちゃダメー(泣)」
二人は写真を見ながら非リアからすれば呪い殺してやりたいほどのイチャつきを漂わせながら帰っていた。
青信号が点滅を始め、赤になった。
燈「ちっくしょー写真見てたおかげで間に合わなかったしー」
その時突然燈の頭の中にトラックがこっちに突っ込んでくるイメージが浮かんだ
燈「今のって……!?藍!!!!」
遅かった…。
燈は視界にイメージと同じトラックが入ってきたと同時に藍の手を掴んだが時間は待ってくれなかった。
信号待ちをしていたのは燈と藍の二人だけ。
大量の血がその場に飛び散り人々の視線を集めた。
「ああ、何か身体かるっ」
「辺りも真っ白だしやっぱおれ死んだのか?」
「てことは、藍も死んじゃったのかな?」
「藍と一緒に暮らして、飯作ったり、遊んだり、まだまだやりたいこといっぱいあったのにな…」
「このあとおれちゃんと天国に行けるのかな」
無神ライラ「主よ、何を望む」
目の前に人型の何かがおれに話しかけているのはわかった。それに死んでしまった今、何が起きても驚きはしない
燈「なんでもいーのか?」
ライラ「無論。私は主に形取られた存在」
燈「もう一度藍にあいてー。今度は藍をちゃんと護れるおれになって会いたい。」
決して叶うはずもない〝夢〟を言葉に。
薄れゆく意識の中に思い出をしまいながら目をつむった。
・ ・ ・
ライラ「お主ら、似つかぬとも、心は同じか。」
そう言い残し燈の意識は途切れていった。
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