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美香子の嬉しそうな声とは裏腹に、わたしの幸せゲージは音を立ててくだってゆく一方だ。
「なーに嫌そうな顔してんの莉乃ってば!
ほーんと、たかちゃんのこと嫌いなんだねー」
なんだ、たかちゃんて。気持ち悪い。
「あんたはほんと、あんなののどこがいい…
「あっ!たかちゃんだ!
おはよー!」」
わたしのセリフを遮った美香子は幸せそうに手をふってる。
名前呼んでたし、美香子のこの異常なほどのテンションでその相手は誰だか振り返らなくてもわかった。
「よー真野に成田。はよ。
真野は今日も元気だな。」
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