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『大切じゃない。.......』
俺はその場から逃げた。そしてそのまま零さんの所から姿を消した。
零さんへのおもいは華のように散ってしまったのにどうしてこんなに恋しくて仕方がないのだろう?
「どうして泣いているんだ?」
「俺は....零さんを忘れられない....」
「零!?」
俺は口にしてはいけないことを口にしてしまったことに気づき口を閉じた。
そして仁さんは俺の腕をつかみ
「雪人.....やっぱり霧生が捜している人ってのはお前だったのか?」と質問してきたが俺は何も答えなかった。
俺の反応でわかったのか仁さんは俺の手を離し刀を向けてきた。
「仁さん.....」
「悪いが霧生を敵にまわしたくないんだ。いや....霧生を潰すチャンスだ」
いつもの優しい仁さんではなく怖い仁さんだった。
逃げようとすると月島が俺を捕まえて逃がさないようにする。
結局俺の居場所は零さんのところしかなかったんだと今気がついた。
抵抗をやめ諦めていると
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