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でもその笑顔は昔のような笑顔と違っていてなんだかさびしそうな笑顔だった。
「零さん....俺....いなくなってごめんなさい。」
「もういいよ。こうして戻ってきてくれたんだから」
零さんは俺の頭をなでてくれた。本当はここに戻るつもりはなかった。
けど僕の居場所が零さんのところしかなくて零さんの存在が大きかったことを知った。
俺が涙目になっていると
「ごめん。もう行くよ…neito、部屋までおくってやれ」
頭から手を離して車に乗ってしまった。
真さんも車に乗り行ってしまった。俺には一つだけ疑問が生まれた。真さんは何を言おうとしていたんだろうか?
「neitoさん.....俺がいなくなってから何かあったんですか?」
と聞いた。するとneitoさんは俺の方を見て
「知ってどうするんですか?」と聞いて再び前を向いて歩き出す。
「真さんが言い掛けていたことが知りたくて.....」
と言うとneitoさんは歩くのを止めて俺の方を見た。
「霧生様は.......」
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