零side

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雪人がなかなか目を覚まさないので家の中で仕事をすることにした。 外のことは真に任せた。お昼頃に寝室に行くと雪人が目を覚ましていて起きあがっていた。 「傷の方はもう大丈夫?」 僕が声かけると睨みつけてきて殴りかかろうとしていたが傷が治りきっていないのでフラついてベッドから落ちた。 僕が近づこうとすると 「来るな!」 と怒鳴ってきたがそれを無視して抱きかかえベッドに寝かせた。 「何もしない。だから、今は寝なさい。」 そう言って寝室を後にした。 書斎に戻ると真から電話があった。 「なんだ?」 《龍刃会が霧生様のまわりを嗅ぎ回っていて....それに麻薬の取引場にも邪魔しに現れてしまって...》 龍が動いているとなるといろいろ面倒だ。武器の密輸もしずらくなるな....しかし取引場がわかるってことはうちにスパイがいるということ.... 「麻薬と武器の密輸は控えよう。それとスパイがいる可能性があるからそっちの方も探ってくれ」 《わかりました》
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