Le de'but de la partieーgame startー

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ああー!!もう!! ムカつく!! どうしよう… これから毎日あの人と仕事すんでしょ… 私、頑張れる自信ないんですけど… はぁあ…とりあえず… どうしよ。 「どした?夏音ちゃん? 具合でも悪いのか?」 「あっ!大地さん!大丈夫です。体だけは丈夫なんで…」 「って事は、心の方だな。 大丈夫っては言ってるけど、全然大丈夫そうじゃないぞ? まぁ…いいや。酒でも呑みに行くか!!その方がスッキリすんだろ。」 優しいな大地さん。 アイツとは大違いだよ。 そこからの仕事は地獄だった。 そりゃね?私は初心者なんで、あなたのアシスタントとしては至らない点が多いですよ。 でもね…私がちょっとミスしただけですよ? ちょっとですよ?そこから私が何やっても… 「…ッチ…」 お茶持ってただけでもですよ? 気を利かして、スキンシップを取ろうかと思いまして、話しかけただけでもですよ? 何なんですか?この人? あぁもう…早く終わんないかな。 って思って何回も何回も時計を見る。 進まない時計の針と増える舌打ち。 時計の針の音が舌打ちに聞こえるくらいだった。 いや、そんなには多くはないんだけど… …っと…まぁこんな感じで、私は大地さんに愚痴り続けていた。すみません。大地さん。お酒を入れたら、なんかこう…流れるようにイライラが吐き出されてしまって。 「相当溜めてたんだね。顔真っ赤か…」 「笑わないで下さいよ…私はもうどうしたらいいのか…分からなくて…」 「大丈夫だよ。夏音ちゃんなら大丈夫。 それに、馨はかなり腕のいいカメラマンだ。 国内ではもちろん…海外でもわりと有名なんだよ?ニューヨークで個展を開いた事もあるしね。」 へぇ…そうなんだ。 「だから、仕事、一緒にしてたら、勉強になるよ?それに…」 ん?何か今、一瞬…大地さんの目…曇った気がするんだけど… 「それに?どうしたんですか?」 あれ?何か隠してる? 「何て言おうとしたんだっけかな?忘れちゃった♪俺ももう年だな!」 あっ…誤魔化した。 何でだろう。 言いたくない事なんだろうなっていうのが、何となく分かった。あと、何となく認めたくないって感情がある気が…する。 「夏音ちゃん、彼氏は出来た?」
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