日常

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№1【Q.学校が無かったら…】 学校が無かったら…? 誰もが 学生時代に 一度は考える if... のお話 その問いを聞いた人々は言った 「毎日遊ぶ!」 「超自由な学校を作る」 「ダラダラ過ごすかも」 「とりあえず働く」 「旅でもしようかな?」 彼らの声は実に様々だった 現実的な答え 個性的な答え 【自由】な答え 毎日が日曜日 つまり それは… eternal summer vacetion. (永遠の夏休み) never ending holiday. (終わり無き休日) 人々が夢に見る楽園である しかし、考えてみよう if... no school days? (学校生活が無かったら?) 両親以外 物を教えてくれる人は 無く 新しい人間関係を 作る術も 知恵も 無く 世界の歴史を 知りたくとも 幼い頭では 理解できず 生きていく為に必要な 知識も 礼儀も 無いのである 出会えたかも知れぬ 多くの 友人達とも 二度と会いまみえる 事もない 狭き世界でしか 生きられないのだ! 嗚呼 何と悲しい事だろう! 素晴らしい青春も 愛しき友人や恋人も 不可思議な知恵たちも 美しく輝く世界も 世界に羽ばたく為の翼も 何もかも 得る事が 出来ないのだ! 毎日が白黒の 味気ない 映像でしか無いのだ! …………――――。 学校が無かったら…? 輝かしい 今の記憶たちは 一つも 存在しなくなってしまう… 我々は 感謝すべきだ 平和な この世に この世に 生を受けた事に 学問を授けてくれた 過去の偉人達に 彼らを 大人を 尊敬しろとは 言わぬ しかし 忘れてはいけない 我々が 今 こうして 平和に学校へ通い 友人達に出会えた事 新たな世界を開けた事 全ては過去に 忘れ去られた 名も無き人々が 我々に授けてくれた 宝物である事を… 学校が無かったら…? 嫌いな人間もいるだろう イヤな事もあるだろう でも きっと… 毎日が 今のように 輝いては いないはずだよ
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