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拾い上げた封筒の中身を確認する為に取り出す僕の横に木崎が並んだ。
「………彼奴が着てた服、前のお前が通ってた学校の制服だよな?お前当てか?なんてかいてあるの?」
そう言った木崎の視線が、うちのポストに注がれていて。
…あの人が立っていたのが、うちのポストの前だったことに気づく………。
「…………あの人。僕に?」
急いで手紙の中身を確認する為に手紙をひらくと。
ヒラリと開いた手紙の中から正方形の紙が二枚、地面に舞った。
ソレを拾い上げて確認する。
「…………え、チケット?」
それは、僕が以前通っていた高校の文化祭のチケットだった。
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