99人が本棚に入れています
本棚に追加
……目が覚めると、僕をのぞきこむ両親と木崎の顔。
…泣きながら木崎に抱きしめられて、自分勝手に動いていたことで3人に心配をかけていたことを改めて実感した。
「…ゴメンなさい。」
「もう、目が覚めないんじゃないかと思った。……やなんだよ、もう。恐ぇよ。」
しゃくりあげる親友の背中をなでながら、ため息をつく。
ため息と一緒に僕のいろんな感情を諦める……。
だって、こんなに心配をかけてまでやることじゃないよ。
諦められると、思ったんだ。
この時は…………………。
最初のコメントを投稿しよう!