-first chapter -

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……目が覚めると、僕をのぞきこむ両親と木崎の顔。 …泣きながら木崎に抱きしめられて、自分勝手に動いていたことで3人に心配をかけていたことを改めて実感した。 「…ゴメンなさい。」 「もう、目が覚めないんじゃないかと思った。……やなんだよ、もう。恐ぇよ。」 しゃくりあげる親友の背中をなでながら、ため息をつく。 ため息と一緒に僕のいろんな感情を諦める……。 だって、こんなに心配をかけてまでやることじゃないよ。 諦められると、思ったんだ。 この時は…………………。
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