それを君に強いる僕。

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  ゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚  玄関ドアを内側から閉めた瞬間、俺は陽香の頭を抱え込むようにして口づけた。  それを待っていたとでも言うように、陽香の口唇が開く。  そこに舌を挿し込みながら、彼女の腰をぐっと抱いた。んん、と陽香がくぐもった声を漏らす。  その声に煽られるようにして、陽香の身体をドアに押し付けた。そのついでに鍵もかけてしまう。  陽香の手が俺の頭の後ろに回されて、もっととせがむように指先が襟足をくすぐる。  けれど、頭の芯はおそろしい程冴えていた。は……と息をつきながら、口唇を離す。  陽香の潤んだ瞳が、じっと俺を睨むように見つめる。  彼女の瞳もまた、欲情の熱を帯びているわけではなかった。  じゃあ、こうしていることに一体何の意味があるんだろう。  ふと考えを巡らせようとしたとき、陽香が俺の肩から手を滑らせ、制服のリボンのホックをパチンと外した。  黙ってそれを見ていると、陽香はリボンを足元に落とし、今度はブレザーを脱ぎ捨てる。 「陽香」 「……」  どこか怒ったような表情のまま、陽香はシャツのボタンに手をかけた。  俺はその手をぐっと掴んで、陽香の身体を引き寄せる。 「陽香」 「放して」  俺の腕の中で、陽香がもがく。それを制するようになおも彼女を抱き寄せた。 .
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