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僕、血祭死怨(ちまつりしおん)!
血みどろの森にずーーっと住んでる小学生だよ♪
最近は僕の周りでちょろちょろするコバエみたいなクソ野郎が増えてきたから血祭にしたよ!!
「ふわぁぁぁ~やっぱり一日の始まりは心の声で
変な自己紹介をすることから始まるね~~」
布団の上で伸びをしている死怨を見てため息が聞こえる。
「ハァ…。死怨、うるさいわよ…あんた。」
このいかにも、「私がいなきゃダメなんだから」的うぜぇポニテ女は
枝垂葬儀(しだれそうぎ)。これでも小学生。
「うるさいのはどっちだよーっだ!僕今日は朝から忙しいのさ!
そーにかまってる暇はないの!」
そー、というのは葬儀のあだ名である。
「忙しくなんかないでしょーがぁっ!どーせ、またコロと遊んでくるんでしょ?このアバズレ女ったらし!!」
死怨、赤面中。
「だいたい何よ!コロのどこが良いの?頭おかしいんじゃない!!?」
「なああああああっ!!!コロちゃんはー!!お前なんかと違って優しくって可愛くって女の子らしいの!!」
死怨はそのまま走って飛び出して行ってしまった。
そのまま走って…。
(ガタンッ!!?)
「僕パジャマだった!!」
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