Love game 7

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――それから一週間。 誰ひとり疑う事もなく… 昂幸は… 無事に退院の日を迎えた。 退院に合わせ、正史さんはわざわざニューヨークから一時帰国した。 病室に迎えに来た正史さんは、昂幸を愛しそうに抱き上げると、柔らかな頬にキスを落とした。 「逢いたかったよ、昂幸」 冷淡なイメージの正史さんが、子煩悩であることを改めて知る。 私達は看護師に見送られ、車に乗り込み三田の屋敷に戻る。 屋敷には昂幸専任のメイドに加え、昂幸の為に看護師まで雇いいれていた。 正史さんは昂幸が泣けば抱き上げ、優しくあやした。 そして小さな幼子にたっぷりの愛情と、有り余る財力を注ぎ込んだ。 正史さんと三田のご両親に溺愛され、昂幸はすくすくと育った。 私は… ずっとみんなに…嘘を突き通した。
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