鋭い猛獣の男

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「早く…抱いて…」 男の耳元で先程とは違いわざと掠れさせた声で囁くと男はボフッと私をベッドへと沈める。 ムチムチとした毛深い手で私の腕を露にさせるとムクッと起き上がり男は近くに置いてあったボストンバッグを漁り始める。 来た… 男はボストンバッグから注射器とビデオカメラを取り出し再び私の上へ跨がるとビデオカメラの録画ボタンを押した 「ビデオ取ってどうするの?」 「これはおじさんの私情で使うんだよ。大丈夫、おじさんしか見ないから」 「その注射器は何?」 「これはね、セックスがいつもより気持ちよくなる薬」 そう言って男はビデオカメラで撮影したまま空いている方の手で私の腕へと注射器を近付ける。
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