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***** はやる気持ちを抑え、 1階に下りて廊下を見回す。 きょろきょろしていると、 少し先に消火器の ケースが目に留まった。 足早に歩み寄り、 傍にしゃがみ込む。 「――あった」 そこに書かれた文字を読み、呟く。 「……そうだったんだ……」 自分の勘違いに気付いた衝撃で、 わたしはしばらくそのまま、 消火器の前に座り込んでいた。
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