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「お前らの担任、続けることは
出来なくなるかもしれない。
……あと少しだったのに、な」
「……」
「椎名。放送部、がんばれよ。
それと坂口の事、よろしく頼むな」
榊先生はわたしの肩を
ポン、と叩いて、
職員室のある2階に上がって行く。
――あれ……。
なんか、今……。
ハッとして階段の上を
見上げたけれど、
――榊先生の姿はすでに
視界から消えていた。
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