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画面を見つめていると、一瞬画面の表示が固まった。
そしてその直後、マナーモードにしていた携帯電話が勢いよくバイブレーションを刻みだす。
画面に表示された名前は“恭平”。
私はそのまま、恭平からの着信に応答した。
「もしもし?どうしたの?」
―――「お、仕事終わってた?
笑美さぁ、今度の連休は予定空いてるか?」
電話の向こうの恭平の声は、いつもよりも少し興奮気味だ。
私が「空いてるよ」と答えると、恭平は更に興奮し、早速私の予定をキープした。
―――「土曜日の夜に、俺の家でオフ会やるんだ。
“ハッピー☆フレンズ”のユーザーばかり集まるから、笑美も一緒にどうかと思って。」
“ハッピー☆フレンズ”の会員が集まるオフ会。
大人数で集まるのなら、それ程悪い状況にはならないだろう。
それにオフ会の会場は、何度も訪れ馴染のある恭平の家・・・。
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