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ベッドから降りてグーっと伸びをする。
うん。何か体が軽いわ。
チラッと見てみるとスヤスヤと眠る少女。
その姿が何とも可愛らしくてドキッとした。
そして顔がじわっと熱くなるのを感じた。
うわぁぁやべぇ……
たぶん。これは恋だ。
うん。
窮地で庇われて恋する乙女と同じなのかもしれない。
乙女キンジ。
似合わね。
とりあえず左手で頭をガシガシと掻きつつ、少女の頭を右で撫でる。
瞬時に感じる違和感。
またかよって一瞬思ったがまぁ気にしない。
さらっさらなんだよ。
髪が。
出会った当初は汚れ、もとい、薄汚れていて髪もボーボー、枝毛ばっかだったが、綺麗になって髪の毛もかなめのようにボブになってる。
アリア達が綺麗にしてくれたのか。
まぁ、会ってから訊くか。
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