飲み会と嫉妬

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「あ、同居の事は大丈夫。バレてないみたいだよ」 「…そ、そう。なら良かった」 葵衣はヒソヒソと私に耳打ちをする 気付かれた所でどうにかなるって訳じゃないんだけど、色々面倒臭そうだもの 「あ!ほら見て居座った」 「ええ、本当ね」 さっきの女が矢斗の直ぐ隣りのカウンター席へ腰を下ろした 今からアピール開始かしら? と言うか葵衣はあれなのね、野次馬だったりするのね 「結菜?なに?」 「え?いいえ、何でもないわ」 意外な葵衣が見られて緩む頬を引き締め皆で乾杯の後、ビールを一口飲み喉を潤した。
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