猛獣の裏の顔~矢斗Side~

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「…家、教えろ」 「家ー?えーっと…あっちの方です」 「あっちの方じゃないだろ。住所言え住所」 「んー住所…じゅう、しょ……わかんない」 「………おい」 自分の住所も言えぬ程酔ってるのかコイツ。まさか…酔ってるフリじゃねぇだろうな? 女の顔を覗き込みじっとその瞳を見つめた。フリでは、なさそうだな 「家の近くには何がある?」 「ん~…駅と…バス停とー…それからぁ」 「もう良い。分かった」 駅にバス停等何処にでもあるだろーが。仕方ない…連れて帰るか…。
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