《第三十九夜》

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工藤 『いや その動物みたいなのがさ この間も見たんだけど その時さ フッと見えたと思った瞬間 スって消えたんだよな… 俺よ その時 霊感なんてものはないけど 直感でこの世のものじゃないと思ってさ そんでお前に連絡したんだわ…』 「なるほどな… 見間違いって事はないか?」 工藤 『見間違いなのか見間違いじゃないのか 自分でも分からない でも何か嫌な感じっていうかさ 鳴き声みたいなものも聞いてるから そう思うのかもしれないけど 気持ち悪いし怖いんだよな…』 「近所とかでそういう話はでないか?」 工藤 『近所に家ないんだよ』 「は?」 工藤 『自給自足がいいって言うかさ 俺、自然好きだし 畑とか欲しくてよ 土地の安い人里離れた所に家建てたんだよな』 「そうか… ちょっと後から… ん~ だいたい1時間位してから電話かけ直していいか?」 工藤 『え? あ、あぁ いいけど…』 「調整してみるからよ そんで行ける日分かったら 電話するから」 俺は 電話を切った さて 調整してみるか 仕事や依頼事 あれこれ日程早めたり遅めたり… やっと終った… 俺は工藤に電話をした
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