《第三十九夜》

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「待たせて悪かったな 来週の木曜と金曜なら時間開けること出来るんだがどうだ? どっちかでもいいぞ」 工藤 『あぁ それでいい 俺もその日は有給とって休むからさ』 「じゃあ、決まりな 木曜日の午後にお前んち行くからよ」 工藤 『なんか悪かったな 久々に連絡してこんな話でよ』 「気にするなよ じゃあ来週な」 工藤 『あぁ よろしく頼むよ』 「メールで住所送っててくれな」 俺は電話を切った 工藤が聞いたという鳴き声 動物のようなもの 一体なんなのだろう… 何かの見間違いなのか… それとも霊的なものなのか… はたまたまだ発見されていない 未知のものなのか… 俺は資料に目を通すことにした が… どんな鳴き声なのか どんな姿なのか あまりにも情報が少ない 検討がつかなければ 資料も意味がないな… とにかく 来週… 工藤んとこに行ってみてからでないと… そして 時は過ぎ 木曜日をむかえた
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