《第八夜》

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遅めの晩御飯を食べ 休憩する間もなく 走り出す どうせ休憩するなら 高畑に着いてからの方がいいと思ったからだ ちょこちょこ休憩するより 早く着いて 少しでも長い時間 睡眠した方がいい 俺はトラックに乗っていたときは いつもこう思っていた だから 2時間走って15分休憩する 2時間で休憩しない場合は 4時間走って30分休憩するという 業界の決まり事が めんどくさい決まり事だと 常々思っていたのだ だが今回は 仙台市から高畑 ノンストップで走っても 3時間で着く 休憩する必要はない 一気に高畑まで行ってしまおう コーヒーを飲み 眠気を覚まし トラックを運転する 宮城の白石市まで来た ここで仙台市からずっと 走ってきた 国道4号線とはお別れし 高畑に向かう 国道へと入る あとは この国道をずっと走っていけば 高畑に着く もう少しだな 時間は夜中の1時を過ぎていた 途中 左にダムが見えてきた 知る人と知る心霊スポットの□□□ダム そして こんな時にトイレに行きたくなる俺… コーヒー飲みすぎたな… 確か、パーキングあったはずと とパーキングを探す パーキングを見つけ トラックを止める 昼間なら お店も営業していて お客さんで賑わう場所 だが今は真夜中 人っ子1人いない… 明かりと言えば 自販機の明かりと 公衆トイレから わずかに漏れる光だけ…
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