結婚パーティ-2

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そう返事すると、女はニコッと微笑み小走りしていった。 俺が飲み物を口にしていると、真後ろから愛美のボソッと呟く声が聞こえてくる。 「相変わらずもてるのねぇ…。なるちゃんの苦労が身に染みるわ…」 振り返ると、愛美が俺を見上げていた。 「…ん?」 「あんまり女性にいい顔してると、あとで厄介になっちゃうんじゃないかなぁと思ってさ。…なるちゃんがなんだか心配で…」 そう言う愛美をしばらく見つめた後、口を開いた。 「…どうしろっていうんだ?」 「でも、もしかしたらそんな心配、必要ないかもしれないわね。…なるちゃんはなるちゃんで楽しんでるみたいだし」 「…おい、さっきから何が言いたい?」 よくわからず首を傾げると、愛美はニマッと微笑み、ある方向を指差した。 その指差す方へ視線を送ると、そこには楽しそうに1人の男と会話してるなるがいた。 …ん?その隣にいる男は誰だ? 俺が目を細め見つめてると、愛美がさらに呟く。 「きっとなるちゃんは、悠哉に振り回されちゃうんだろうなぁなんて思ってたけど、…もしかしたら逆なのかもしれないわね」
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