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そう思った瞬間、ピンときた。
なる、俺の名を呼べ。
…大体俺はな、始めから隠すつもりなんて全くなかったんだ。
お前に男が近づくのを我慢して見てるぐらいなら、俺がお前に誰も近づかせなければいい。
「あの、社長どうぞ。あまり甘すぎないように、フルーツ多めにとってきてみたんですけど」
「…悪いが、君が食べてくれて構わない」
そう言って、その場を離れようとした。
「え?…社長、どちらに?」
俺はニコッと微笑んで女を見つめた。
「ああ、なるのところだ」
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