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私の顔が、どんどん沸騰していく。
か、覚悟って、…それはつまり…。
そういうことだよね?
ああ、ダメ。
言葉にしたら、私、きっと舞い上がってしまう。
なんて強引なんだろう。
少しは躊躇ったりしないのかな?
でも、そんな悠哉になんだかときめいちゃうよ。
だって、あんな風に言われちゃったら何も言い返せないし、めちゃくちゃうれしいに決まってる。
さっきまで威勢のよかった私が、顔をさらに熱くさせて大人しくしていると、悠哉はクスクス笑っていた。
その笑顔はずるい。…またもそう思う私だった。
朝食を終え準備ができたところで、私たちはホテルをチェックアウトした。
悠哉の車に乗り、真っ直ぐ私のアパートへ。
なんとか10時前に着いたけど、引っ越し業者はもうすでに来ていて、私たちのことを待っていた。
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