専務不在!

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「よし!できた!」 早めに目覚ましで起きて、すでに支度も終わらせた私は、テーブルに用意した朝食を見つめて1人ニンマリしていた。 今日から新たな生活の第一歩。 私なりに、きちんと踏みしめたい。 昨日、悠哉にがんばる必要はないって言われてから考えてみた。 私のペースで、私ができることをやっていけばいいんじゃないだろうか。 自ずとそれは、悠哉への愛に変わるのでは? その答えは、正しいのかどうなのか、今の私には分からない。 でも、マイペースでいいんだったら、何でもやってみていいんじゃない? 真面目に考えてるようで、最後はなんだかお気楽な結論になってしまったけど、でも、きっと大丈夫! そう思いながら、水差しに水を汲んだ。 そしてカトレアのところへ行き、水をあげる。 時計を見ると、そろそろ悠哉を起こしてもいい時間。 寝室に向かおうかと思ったら、リビングのドアが開き、悠哉が起きてきた。 「あ!おはようございます」 「ああ、おはよう」 そばへ駆け寄りニッコリすると、悠哉は私の頭をポンポンした。 「早いな。もう支度したのか?」
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