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隣の部屋へ入り、ブーケとバッグがあるテーブルに持ってきたパンダたちをそっと置いた。
その後コーヒーを入れて、ソファーに座り一息つく。
コーヒーの香りに包まれながら、少しずつ昨日の記憶をたどった。
あ!そうだ。
愛美さんにメールしておこうかなぁ。
ブーケのお礼、ちゃんとしておいたほうがいいもんね。
そう思い、バッグからケータイを取り出す。
すると、メールが2件届いていた。
1つは幸恵から。
名前を見て、ハッとする。
きっと、もう大谷くんからいろんな話が流れているに違いない。
私は1人、唸りながらメールを開いた。
「ちょっと!何やらかしてるのよ!」 から始まり、「まぁ、なるのことだから、そのうちバレることになってたはず。気にしないが一番よ」と、いつもの幸恵節。
そして終わりには、誕生日おめでとうの文字が…。
「きっと社長とラブラブな時間を過ごすんでしょうから、メールで言わせてもらうわね。今度会ったとき、プレゼント何貰ったのか教えて!それじゃ、素敵な誕生日を~!」で締めくくられていた。
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