1167人が本棚に入れています
本棚に追加
「誠が1人の男性と仲良く話すなるちゃんを見て、私に呟いてきたのよ。『社長に少し刺激したら、面白いものが見れるんじゃないか』って。だから私ね、悠哉にすこしチョッカイだしてみたんだ。そしたらホントにおもしろいことになっちゃって!」
…え?…ええ!?
「ごめんね~!でも、バレちゃったほうが良かったと思うわよ!私も応援してるからがんばってね!」と締めくくられている。
え?え?え?
ちょっと待ってよ!
ってことは、何?
悠哉が私のところへ来たのは、愛美さんに何か言われたからなの!?
私は口を閉じることを忘れ、勢いよくソファーから立ち上がった。
…全ては、
専務の差し金……ってことですか!?
空いた口を手で押さえ、目を見開いてケータイを握っていた。
お、恐ろしい…。
専務、あなたって人はいったい…。
「…なる?…何やってるんだ?」
今にも崩れ落ちそうになっていると、首を傾げながら不思議そうに私を見つめている悠哉が立っていた。
最初のコメントを投稿しよう!