さざ波-2

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悠哉がもう一度頭をポンポンした。 「着替えて、ゆっくり休まないか?」 私はその言葉にニッコリ笑った。 「はい!」 私が着替えを済ませてリビングに入ると、悠哉はソファーに腰かけていた。 「何か飲みますか?」 声をかけると、ゆっくり振り向く。 「ああ、じゃあお茶がいい」 悠哉にニコッと笑って頷き、私はキッチンへ。 2人分のお茶を入れた後、それを持って悠哉のところに戻った。 すると、戻ってきた私に気づき、声をかけてくる。 「これは?」 「あ!それ、愛美さんと専務からの旅行のお土産です!」 「へぇ」 テーブルにお茶を並べた私は、悠哉の隣に座った。 「悠哉と私、お揃いの手帳みたいですよ。あとそれ以外にもパスタとクッキーと、オリーブオイルまで貰ってきちゃいました」 「そうか。…会ったら礼を言わないとな」 その言葉に私はすぐに反応する。 「そうなんです!すぐに専務にもお礼をしたいんですけど、どうやってお礼をしたらいいか…」 「ん?仕事のときに会ったら言えばいいんじゃないか?」
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