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悠哉がもう一度頭をポンポンした。
「着替えて、ゆっくり休まないか?」
私はその言葉にニッコリ笑った。
「はい!」
私が着替えを済ませてリビングに入ると、悠哉はソファーに腰かけていた。
「何か飲みますか?」
声をかけると、ゆっくり振り向く。
「ああ、じゃあお茶がいい」
悠哉にニコッと笑って頷き、私はキッチンへ。
2人分のお茶を入れた後、それを持って悠哉のところに戻った。
すると、戻ってきた私に気づき、声をかけてくる。
「これは?」
「あ!それ、愛美さんと専務からの旅行のお土産です!」
「へぇ」
テーブルにお茶を並べた私は、悠哉の隣に座った。
「悠哉と私、お揃いの手帳みたいですよ。あとそれ以外にもパスタとクッキーと、オリーブオイルまで貰ってきちゃいました」
「そうか。…会ったら礼を言わないとな」
その言葉に私はすぐに反応する。
「そうなんです!すぐに専務にもお礼をしたいんですけど、どうやってお礼をしたらいいか…」
「ん?仕事のときに会ったら言えばいいんじゃないか?」
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