第四章

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「ごめんね。えっとね、ちゃんと話すからね。座ってよ、コーヒーでも飲もうよ」 私は、キッチンに向かう。先週購入したネスプレッソマシンは、もう届いていた。 対面キッチンの向こうで、浮かない顔をして蒼がソファーに座っているのが見える。 部屋中に、コーヒーの香りが漂ってきた。蒼が作ったカップにコーヒーを注ぐ。 「お待たせ、そんなにつまらない顔しないでよね」 カップを渡しながら、蒼の横に腰掛けた。 「喜んでくれると思ってた…」 ポツリと蒼が呟く、拗ねた表情。純粋に喜び、笑い、拗ねる…可愛い男。 「あのね、蒼が作った物は貰ってはいけないと思うの…」 そうして、先週、私がどんな気持ちで蒼の作品を購入したのか、素直に話した。 ちょっとした、パトロン気分でカップを買った事。購入したからこそ、部屋の模様替えに迄至った事。 もしも、同じ物を蒼からプレゼントされたとしたら…大切にはするだろうが、テーブルやカーテン迄、買い替える事は無かっただろう。 そんな気持ちを、丁寧に蒼に打ち明けた。

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